果たして効果は? 教育現場での電子黒板のメリットとデメリット

果たして効果は? 教育現場での電子黒板のメリットとデメリット

2003年に高校において必修科目となった「情報科」

2020年には小学校でプログラミング教育が必修化し、教育現場のICT環境は急速に整備されています。今回は教育現場において、電子黒板のメリットとデメリットをご紹介いたします。

 

 

ICT環境とは

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ICTとは、「Information and Communication Technology」の頭文字をとったもので
一般的なIT「Information Technology」とほぼ同じ意味の言葉です。

ITを「コンピュータの技術」、ICTを「コンピュータの技術の活用」と分けて使われていることが多く、世界でもITよりICTが主流となってきています。

未来を担う子どもたちには必要不可欠な言葉といえるでしょう。

2017年に文部科学省より公示された、小学校の【新学習指導要領】によると、「情報活用能力の育成を図るため、各学校において、コンピュータや情報通信ネットワークなどの情報手段を活用するために必要な環境を整え、これらを適切に活用した学習活動の充実を図ること」が示されました。

つまり、コンピュータ機器やネットワーク環境をもっと身近に取り入れて、授業に活用する環境を整備することを推進しています。 それによって授業がわかりやすく効率的になり、デジタルに慣れ親しんだ子どもたちの情報活用能力が育つことを目的としています。

 

いま注目が集まる電子黒板

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ICTを整備していく中で注目を集めているのが「電子黒板」です。

電子黒板とは、インタラクティブタッチスクリーンを採用した画面で、描いた内容を自在に変換することが可能なホワイトボードのこと。コピーボードとも呼ばれています。

教育現場でのICT環境が整っていくなかで、文部科学省が「GIGAスクール構想」を2019年12月に発表しました。

電子黒板と同じく、導入に注目が高まる「児童生徒1人1台端末」や「校内LAN」の環境整備に国の補助金がつく制度のことで、ますます電子黒板に注目が集まっています。

 

「よりよい授業」のために

電子黒板を使用した授業には、期待されるさまざまなメリットがあります。

 

●「もっと知りたい」を高める

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子どもは新しいもの、自由度の高いもの、自分が自ら進んで触れられるものに興味を持ちがちです。そういった点で電子黒板は授業で注目されやすく、学習意欲の向上が期待されています。

画面にさまざまな図形や画像を映し出すのは従来の通常のスクリーンへの投影と同じですが、電子黒板の場合はその図形や画像を自由自在に変化させ、講義のポイントや注目すべきことなどをリアルタイムで表示できる部分です。視覚的にも楽しく、飽きさせません。

 

●授業が一方通行にならない

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ある調査機関では、小・中学校では約5割、高校では約6割の教員が「生徒が受け身になった」と感じている、という結果が出ています。

電子黒板ではリアルタイムで書き込めるため、授業という場に一体感が生まれます。例えば、ある生徒が疑問に思ったところを発言し、教員が即座に図形や図面を展開されることでその答えが見つかる。

そんな経験が積み重なることで、「講義を受け取るだけ」
ではなく、「授業に参加する」という姿勢が育つかもしれません。また、電子黒板は誰でもが簡単に操作できます。生徒自身が操作することで、より授業に参加している実感を得られることでしょう。

 

●コスト削減

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1時間の授業のために必要な準備の時間は、およそ2時間ともいわれています。

もちろん内容によってはもっと多くの時間が必要でしょう。
電子黒板ではデータを映し出すだけで講義ができますので、準備時間の削減に役立ちます。

また、プリントを配らずとも生徒の手元端末に送信ができますので、プリント作成の時間はもちろん、プリント印刷にかかるコストや時間も削減できます。

さらには、従来の黒板であれば必ず必要なチョークや黒板消しなどの消耗品も必要ありません。
このように細かくかかっていた備品管理のコストも削減できるのです。

 

電子黒板の弱点

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学習意欲を高めて授業の振り返りも容易、コスト削減にもなる電子黒板ですが、弱点もあります。

かなり普及してきた電子黒板ですが、まだまだ黒板に比べると画面サイズは小さいものが多いです。そのため、画面内である程度授業を完結させようとすると、文字や画像が小さくなりがちです。

また、角度や場所によっては電子黒板の内容を見えない生徒も出てしまいます。結果、せっかく高性能なものであっても、黒板というよりはプロジェクター代わりに使用する、というパターンに陥りがちです。

 

次世代のホワイトボードが問題を解決します。

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弊社のホワイトボードはそんな問題を解決いたします。

インタラクティブタッチスクリーンを採用した画面は65インチ、75インチ、86インチの三種類。
86インチはパネルサイズがおよそ1900mm×1065mmで、一般的な大人が腕を広げたときの広さよりも少し大きめです。

授業するスペース、人数に応じてお好きなサイズをお選びください。
LED を使用しているのは非常に美しい4K 画面。画面操作は非常にスムーズで、画面の拡大縮小もストレスなくおこなっていただけます。

 

まとめ

オフィス環境に対するwithコロナのニーズはがらりと変わりました。
しかし、リモートワークやテレワーク、web会議などを導入し、働き方の変化を急速にせざるを得なかったことで、働き方にオフィス環境が追い付いていない現状があります。

オフィスの安全を確保しつつ、ビフォーコロナ以上の生産力を生むべく、
弊社商品はスピード感あるオフィス整備をお手伝いします。